※本投稿は健康な成人(妊婦を除く)を対象としたもので、参考までにリンクは貼りますが、特定の薬剤を推奨したり禁止するものではありません。
ここでは花粉症や痒み、アレルギー性の鼻炎や鼻づまりの薬について記載します。眼科領域は特殊なので正確性を担保できかねることから記載は控えます。
一般的な花粉症症状、痒み(アトピーなど)は飲み薬
抗ヒスタミンブロッカー(H1)の薬です。H2は胃薬の方でした。特に運転される方は眠気に注意すること。
市販薬の中では第3世代と呼ばれる新しい方の薬の方が使いやすいと思います。第1世代の薬は効果はあるのですが眠気などの副作用も強く、基本的に一定期間飲み続ける前提ですのでここでは言及しません。
余談ですが高齢の方はせん妄と言って、例えば入院した時に一時的に認知症の様になったり幻覚が見えたりすることがありのですが、その要因になることもあります。しれっと風邪薬なんかにも入ってるんですよね。。。
フェキソフェナジン(アレグラ®︎)
副作用が穏やかで特に車両運転などに制限を設けるような記載はないので比較的安全に使えるのではないかと思います。まあそもそも、薬を飲む飲まないに関わらず、眠い時は運転せず、適宜休憩するというのは原則ですが。
添付文章上は季節性の場合など症状が出始める直前に飲む方が望ましい様です。
エピナスチン(アレジオン®︎)
アレグラ®︎よりは効果が強く、眠気など来す恐れがあり、運転時注意を要する薬に分類されています。運転できないというわけではありませんが、一層注意しましょうということですね。
1日1回でいいというのはありがたい?かもしれませんね。
鼻詰まりは点鼻ステロイドもあり
期間を守れば比較的安全
ステロイドと聞くと必ずしもいい気がしないかもしれませんし、それ自体はある意味正しい理解だと思いますが、鼻粘膜に限定して使う分には全身には影響がないと考えて良いでしょう。即効性はありませんが、鼻づまりもかなり解消されるという感想をお持ちの方もいる様です。
ただし添付文章の期間を超えて使うのは控え耳鼻科に通院することをお勧めします。ステロイドというのは月単位の長期使用により例えば真菌(カビ)や粘膜の変性(例えば潰瘍など)に関わったりします。
血管収縮薬は長期の使用は不向き、やっぱり点鼻ステロイド
血管収縮薬(コールタイジン®︎など)は即効性がありますが、数日以上の使用で効かなくなってきます。現在の時点では点鼻ステロイドは良い選択と言えるかもしれません。
痒みを伴う皮疹には外用の抗ヒスタミン薬、でも注意?
外用のメリットはピンポイントで使えば副作用も少なく済むということだと思います。この場合はピンポイントの痒みを抑えられるということ。虫刺されの塗り薬の一部もここに含まれます。
ただし接触性皮膚炎、いわゆる”かぶれ”になることもありますので、経過にそぐわない皮膚症状の悪化には注意しないといけませんね。
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