実は危険!?な市販薬について、一医師として思うこと
体調が悪い。。。でも病院は混んでるし。。。そんなときに市販薬を使うというのは一つの選択肢になると思います。
しかし医者としては身近な風邪薬であっても裏を見ると複雑な気持ちになることもしばしば。笑。。。いや笑えませぬな。
というわけで、一般的に小職(医者は自分のことをカルテ上では小医とか小生とか言ったりする。笑)が考える原則、まあ検討するならこの辺りかなというところをつらつら書いていきます。
原則は健康な人が短期間使うこと!
確かに市販薬は身近にあるものです。極端な話、誰でも買おうと思えば買えます。
だからといって全てが安全なわけではありません。中には健康な人であってもたくさん飲んだり、漫然と何週間、何ヶ月も飲み続けるのは結構怖いのではないか、と思ってしまうような薬もあります。
特に持病がある人、高齢の方は要注意!必ずかかりつけの先生にも相談しましょう。
というわけで、ここでは持病のない成人の方が限定的に使うという前提でご紹介していきます。
薬は少くて済むならその方がいい!購入するなら単一成分の製品がおすすめ!
薬は副作用と隣り合わせ。飲めばスッキリ解決なんて都合の良い薬ばかりではありません。
よくある総合かぜ薬なんかは「熱にも咳にも喉いたにも鼻水にも効く!」なんて書いてありますが、それって要は「色々盛り込んだけど副作用も色々でっせ!」ってこととおんなじってこと。
かぜひとつとってもその人、その時々で困っている症状は別ですから、成分ごとに使うのが無難だと思います。
実際、病院で採用されている薬のほとんどは単一成分です。
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